今さらながら 俺はバリバリの あゆむファンである。 魅力的な最強男の娘と邂逅して以来 ホーム名古屋、大阪・日本橋、金沢と 何度も楽しい旅を重ねてきた。 メインイベントは常に “ あゆむ詣で ” 。 併せて行き先の風情を愛でるのが ささやかな副産物となっている。 今回旅のアルバムに神戸が加わった。
兵庫県の県庁所在地・神戸は 日本有数の国際港都市。 明治時代に開港し、舶来文化が流入。 世界に開かれた窓口として発展した。
先日、出張中のLIBE神戸福原店を訪れ 姫と一緒に夜のデートへ繰り出す。 電飾彩る南京町で飲茶に舌鼓を打ち 気の置けない会話を満喫。 ハーバーランドの大観覧車に乗り 壮大な夜景を鑑賞した。
ハイカラな港町 ── いかにも神戸らしいそれと お店のある場所は趣が異なる。 福原柳筋は元遊郭。 長崎 島原、江戸 吉原と肩を並べ “ 三原 ” の1つとして名を馳せた。 現在はネオン煌めく特殊浴場を核に 各種風俗と小規模飲食店が軒を連ねる。
典型的な色街 ── それもまた神戸が持つ一面であり 港町の魅力なのである。 阪神淡路大震災の際 福原のソープランドは浴室を開放。 無料で入浴場所を提供したとか。 地域との共存が窺えるエピソードだ。
そして、そんな神戸で会った男の娘は 可愛さ美しさがバージョンアップ ! 髪型はショートからセミロングに。 髪色は茶髪から黒髪に。 長い睫毛が円らな瞳に影を落とし 磨きがかかった美肌は磁器のよう。 メタモルフォーゼ ( 変貌 / 変身 ) と言って差し障りない。 すっかり見惚れてしまった。
別れ際 あゆむちゃんは 手を振り見送ってくれたはずだ。 だが思い返してみると どこか現実味に乏しいのが不思議。 輝きに包まれたデートタイムも 仄暗い個室で抱き合うプレイタイムも 交わした言葉もエロスも まるで夢か幻か。 どうやら近々足を運ぶ必要がありそうだ。
『 俺たち神戸で会ったよね? 』 『 何言ってるの当たり前じゃない 』
そう言って微笑む あゆむちゃんと再会するため名駅前へ。
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